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スペースエコー修理・・3台

 有名ミュージシャンの使用でも有名なローランドのスペースエコー。
 
一時期よりも値段が落ち着いたようにも思いますが、世界的な人気から生産完了から数十年経過した現在でも高値で取引されている名機ですね。
 
 

 
メーカー様の修理受付も10年以上前に終了していることもあり、私のところへのお問い合わせの中でダントツ1位がこのスペースエコーです。
 
年代物ということもあり、良い状態の物を探すのが難しくなってきていますね、。
 
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本年に入ってから数台目の修理で、既に修理完了してますが、先日まで私の所に同機が3台入ってました。 
 
・一台はテープがランニングしないというもの。
モーターが回らないということでお預かりしたんですが、モーターの交換なく修理で完了。
 状態の良い機器でしたので、ホッとしてます・・
 

 
 
・二台目は電源を入れただけで”バリバリーガリガリー”と凄いノイズが入り、完全な動作不良・使用不可というもの、。
 

 
タイムリーにもこの手のノイズ(修理)について、私の知る中でエフェクター制作で世界一のエンジニア ”N氏”から別の修理の話をしていた時にアドバイスを頂いておりましたので、不良パーツの交換がスムーズに行き、その当日に無事修理完了!
不良箇所が一ヶ所だけだったのも幸いでした。
正直、毎度こんなに上手くいったらいいのになー・・と思います、、(笑)。
 
 
・三台目はテープのランニングにムラがある、エコーがかからないというもの。
 
テープランニングのムラは一台目の修理とほぼ同じで、問題なく終了。
エコーがかからないほうはヘッドからの信号の流れに問題が有り、だいぶ時間がかかりましたがこちらも無事終了。
 
 *年式の違いでしょか? コンデンサーなどが2台目と違いますね、。
 

 
 
 
テープエコーはデジタル機器等のメンテフリー物とは違う訳で、まずはヘッドの清掃をされますことをお勧め致します。
 
 ↓の様な状態でも清掃するとピカピカになりますから・・・是非、。
 
 

 
 
 *こうしてご紹介しますと三台まとめて修理しているようですが、実際は別々にお預かりし、別々に修理致しました。
 
 
 
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 20代後半~30代のことですからもう15年以上も前の話ですが、、
アメリカ(NY)に住んでいた当時、ギターの仕事だけでは食べていくことがなかなか出来ずツアーガイドの仕事を4年しておりました。
渡米後に取得した商業用大型二種免許(Commercial Class B Endorsement P/A)を持っている日本人で、しかも以前に運転手をしていたので道を良く知っていると大切にして頂いた良き思い出がございます。
 
当時は仕事柄WTC(ワールドトレードセンター)の展望台に上る機会が多く、最上階の(野外の)展望台でビデオを回すと(多分電波で?)画像がブレたり、色が飛んだりすることや、展望台ではない方のビルの屋上で作業をされていた方々が”足ブラ”で食事をしているのを見て、「世界一ギリギリのところでランチしている人かもね」なんていう会話をしていた記憶がございます。
 
先日、そのニューヨークWTC(ワールドトレードセンター)のテロ事件から10年の年月が経ちました。
 
 10年前のその時、私は出張先ホテルのテレビでWTCのテロ現場を見ていました。
大げさではなく、倒壊後には私自身の何かが崩れしまったかのような脱力感と共に大泣きした記憶がございます。
 
 911、そして311の被害に遭われました皆様方に改めてお悔み申し上げます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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First Touch

Author:First Touch
ギターを中心とした楽器修理のご紹介をさせて頂いております。
開業から16年になりました。 
今後共宜しくお願い申し上げます。

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