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ROLAND スペースエコー と Tel Ray Super Organ Tone

数年前からローランド スペースエコーの修理ご依頼がだいぶ増えてきました。
毎月数代は修理でお預かりさせて頂いております。
 
 古い物ですから、それなりにパーツの劣化や故障が発生してもおかしくはない訳ですな。
かくいう私自身も体の劣化(老化)をヒシヒシと感じているわけで、、、時々故障します(汗)
 
 
 で、こちらがRoland RE-201の内部です。
 

 
 修理の際、この基盤を外すのに毎度難儀するんですよ。
 

 
 綺麗に製作されてまして、配線をキッチリと結ばれてるんですよね、手が込んでます。
その分難儀しております訳で、、(汗)
 

 
 ++++
 
 それとは別に、こちら Tel Ray Organ Tone .
素晴らしいヴィンテージマシンですね。
 

 
 
 
これは暫く前にオークションで購入したものですが、その競っていたお相手がいつも大変にお世話になっているエフェクター設計製作界の第一人者である世界のNicolas氏だったんですよ、、都合悪・・・
 
 
 Tel Ray Super Organ Tone は世界的にみても玉数の少ない物ですので、ご存じの無い方も多いと思います。
実際私自身も以前にNicolas氏から教えて頂くまではよく知らなかったし、、
あーやっぱり都合悪・・・

 
で、久しぶりに音を出そうとしたところエフェクト音が出ない・・・焦りました、、
 
これがまた分解し難いんですよね、しかも真空管物なので怖いし(汗)
 

 
 キッタネーナーと思われるかもしれませんが、これでもだいぶ清掃したんですよ・・
 
 真空管は12AX7が2本。
 

 
ここまでに開くのでも結構難航するのですが、この下の弁当箱状の物を開くのが大変なんですよ、、、
 
 ベルトは友人から頂きました。
ココだけ若々しい感じ(?)が致しますが、マーカーで書かれた数字から判断すると1969年製か?
 

 
 
 分解しにくい繋がりで行きますと、こちらも。
 

 
 このエフェクトとダイレクト音の調整部、。
 
こちらで調整を行うというのに、裏蓋を締めると調整できないんですよ。
ま、面倒だとか言ってたら古い機器は使えませんけどね、、
 
 
 しかし気持ち良いですナー、この音。
シュミレーションでは味わえない本物感にシビレます。。。
 
 
 
 
 
 
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Author:First Touch
ギターを中心とした楽器修理のご紹介をさせて頂いております。
開業から16年になりました。 
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